¥ 198,000 (tax included)
年々温暖化している日本にとって、夏は長く、最早熱帯とも呼べそうな暑さになってきている。
熱帯の酷暑に応ずるが如く生まれたコロニアルスタイル。寒い欧州から暑いアフリカや東南アジア、南米の植民地(コロニー)へ進出する欧州列強にとって、裏地やパットを入れた構築的なシルエットから、より薄く、より軽く、というアンコン(脱構築)化は当然のことではなかろうか。
こちらのコートのベースとなったのは”Bourgeron(ブージョロン)”といって、19世紀後半にフレンチアーミーが着ていた作業着の総称。いわゆる外套ではなく作業着として無駄を省かれたデザイン。
春夏に着用することを想定しており、芯地や裏地、パットは排されている。しかし、程よいAラインや、燕尾服のような前裾の丸みを帯びたカッティング、背中に広がるインヴァーテッドプリーツなど、見た目の美しさを残すのが欧州流。
生地は凹凸のある梨地織で肌離れがよく、暑い時期に最適。タテ糸はオフ白のシルク、ヨコ糸はカシミアのキャメル染とコットンのTOPグレーが1本ずつ並ぶ。 アムンゼン(梨地)独特の凹凸が、過度な光沢を抑えながら美しく表現されている。
ベージュや蒼によく馴染む、春夏を軽快に、そしてひとつまみの気品を与えてくれるコートにもシャツアウターにもなるアイテムです。
色
Pearl White
素材
Silk-47%
Cashmere-28%
Cotton-25%
サイズ
3
寸法(cm)
3(肩幅 51 / 身幅 57 / 着丈 83 / 袖丈 61.5)